アメリカで外食する場合、日本人にとっては口に合わない食事もあります。以前の記事『アメリカの食べ物は不味いのか?』で書いた通り、美味しく食べられるものと、ちょっと厳しいものがあります。僕が外食するときに気にしているところを書いていきます。

日本では(今でもですが)、食通とは程遠い食生活を送っていましたので、そのつもりで読んで頂けたらうれしいです。

アメリカ的料理

アメリカの代表的な外食料理といえば、

  1. ハンバーガー
  2. ホットドッグ
  3. フライドチキン
  4. バーベキュー
  5. アメリカンドッグ(日本以外ではコーンドッグ:corn dogと呼ばれます)

が挙げられます。付け合あわせとして

  1. フライドポテト(アメリカではフレンチフライ:French fries)
  2. チャウダー(貝を入れたクラムチャウダーが有名です)
  3. マックンチーズ(Mac'n cheese、別名マカロニ・アンド・チーズ)

などを一緒に出されます。ほとんどが高カロリー・高脂肪で健康によいとはいえません。

フライドポテトにはケチャップをたっぷりつけ、パンにはたくさんサワークリームとバターを塗って食べますが、あまり真似をするのはよくありません。

アメリカで入院した人のお見舞いに行ったことがあります。そこで見た食事が衝撃的でした。軽いとはいえお腹の手術をした日に「今日は健康的な食事だよ」といいながら看護師さんが持ってきた食事が、なんとフライドポテトでした。フライドポテトに、オレンジジュース。

アメリカ人の友人に、「そんなもん?」と聞いたところ、そんなものらしいです。

 

アメリカに短期滞在するなら

旅行や短期留学、出張などで短期滞在する際には、初めて行く土地であれば「名物」的料理を選んで食べてみるのがよいでしょ。ただし、脂っこい料理が多いので胃もたれして困るときや時差ぼけで辛いときには避けるほうが無難です。

たとえば思いつく限りでは、

  • サンフランシスコ、シアトル、ボストンなど、北側の海沿いの町では、クラムチャウダー
  • ボストンでは、ロブスター
  • 南部では、フライドチキン、フライドオニオン、フライドトマト
  • シカゴでは、シカゴピッツァ、ディープディッシュピッツァ(クラストが深い皿になっていて、分厚いチーズ)
  • グランドキャニオンなどネイティブアメリカン居留地(先住民、インディアンの自治区)では、ネイティブアメリカン料理
  • ハワイでは、ロコモコなどのハワイ料理

のようなものがあります。

ローカルフード以外では、ステーキハウスやハンバーガーなども一度食べてみると良いと思います。

 

外食は豊富

アメリカは他民族国家ですから、ヨーロッパなどと比べるとレストランの種類も豊富です。ただし、あまりにも田舎の場合にはアメリカンな料理とファーストフードしか選べない場合もあります。疲れているときには堪えます。

よく選ぶレストランをリストアップします。ランク付けしていますが、個人の勝手な感想です。

 

メキシコ料理

  • お勧め度:3/3
  • 成功率:3/3

日本でも本格的なメキシコ料理のレストランもあると思いますが、アメリカには中南米系の住民が多いこともあって、各地にメキシコ料理の店があります。

店によって、トルティーヤやサルサの味が違うので、好みの店も見つかるでしょう。気をつけるべき点もあります。一つは、「辛い」メニューの辛さが尋常ではない点です。匂いを嗅いでも辛いことが分かりにくい場合がありますので、要注意です。

もう一つは、「メキシコは、アメリカを凌ぐ肥満大国」ということを忘れてはいけません・・・。

参考記事:『メキシコが世界一の肥満国に、米国の首位退ける』(CNN.co.jp)

 

ベトナム料理

  • お勧め度:3/3
  • 成功率:3/3

魚醤(ヌクナム)が苦手でなければお勧めです。レストランの数が少ないですが、メジャーではない分、あまりアメリカナイズされておらず、美味しく食べられます。野菜が多めで、メキシコ料理と比べると健康的な食事な気がします。

 

中華料理

  • お勧め度:2.5/3
  • 成功率:1/3

世界三大料理と云われるだけあって、中華料理屋はたくさんあります。気をつけなくては行けないのは、アメリカナイズされた料理を出す店がかなり多いところです。

お気に入りを見つけられれば良いですが、過度にアメリカナイズされていたりして大失敗する確率も高いです。

店によっては、大量のアミノ酸調味料(味の素のようなもの)で味付けされている場合があります。過去には「チャイニーズレストランシンドローム」「中華料理店症候群」というものもありました。僕は今のものは起こさないと(個人的には)思っていますが、人工的で好きでないという人もいますので当たり外れが大きいです。

 

タイ料理

  • お勧め度:2.5/3
  • 成功率:2/3

タイ・カレーをたまに食べたくなります。中華メニューを置いておいている店もあって、そういう店ではケチャップまみれで口に合わない場合もありました。

 

アメリカ料理

  • お勧め度:2/3
  • 成功率:3/3

塩と胡椒だけで食べるステーキは美味しいです。ファーストフードではないハンバーガーはかなり美味しいです。一番清潔感があり、店員もにこやかに応対してくれることが多いです。

食材にこだわったレストランがあるのは、アメリカ料理だと思います。

 

インド料理

  • お勧め度:2/3
  • 成功率:2/3

日本で食べるインド料理と少し趣が違うことが多いです。ドーサという米粉を使ったクレープのような南インドの食べ物がお気に入りです。

店によって味が大きく違います。クリームを多く使っているところでは、少しとろりとした食事なのですが、食べた後ひどく胃もたれしたりします。

 

日本料理

  • お勧め度:2/3
  • 成功率:1.5/3

日本人がやっているレストランは失敗がありませんが、そうでないところはJapanese、Sushiと書いてあっても失敗することもあります。日本人シェフでなくても、美味しい店はあるので、日本食なら地域の日本人に聞くと良いでしょう。

日本人シェフの寿司レストランでは、(僕が話した限りでは)築地市場から食材を空輸していました。食材自体は日本の下手なところより新鮮です。仕入れは毎日とはいきませんので、拘るなら仕入れた日に行きましょう。

その分高価なので、ポスドク・学生では滅多に行けないのが難点です。(回転寿司チェーンでも高いです。)

HIBACHI(火鉢)という鉄板焼きは日本料理のようであって日本料理ではありません。半分ショーですので、一度試してみても良いと思います。

 

韓国料理

  • お勧め度:2/3
  • 成功率:2.5/3

たくさんある割りに、アメリカナイズされていることが少ないです。韓国焼肉を出すところが多いため、店がギトギトしていることが多いです。 

 

その他

アフリカ料理

アフリカの人には大人気で満員でしたが、残念ながら口に合いませんでした。

キューバ料理

フロリダ州に出かけたときに、キューバ料理のレストランがありました。メニューを見ても何なのか想像がつきませんし、店員のお勧めが日本人に合うとは限らないのでメニュー選びが難しいです。メニューによっては美味しいです。

 

レストランの探し方

日本で言う、食べログのような位置のサイトは知りません。検索できる都市が限定されますが、「ZAGAT」には良いレストランがリストアップされています。普通に食事をするレストランとしては、「Trip Advisor」も参考になります。予約も出来る「Open Table」も良いです。

スマートフォンから検索すると、Googleのレーティングが出てきます。レビューの数が多くはありませんが、ネガティブな意見がついているものは要注意です。ZAGAT以外は、中小都市のレストランも網羅されているので使い勝手が良いです。

気をつけたいポイント

リニューアル

チェーン店や、地元の老舗レストランは大丈夫なのですが、特にアジア系のレストラン(中華、タイ、ベトナム、インド、日系ではない日本料理)は、かなり頻繁にオーナーが変わります。その度に、外観とメニューは同じでもシェフも変わるために味が大きく変わります。

行き慣れた店でしか分かりませんが、ウェイターが変わったら要注意です。ウェブ上のレビューで急に評価が変わっていることもあります。リニューアルして美味しくなることも多いですので、変わったら悪いというわけではありません。

客層

観光地でなければ、レストランに来ている客を見るとターゲットにしている客層が分かります。たとえば、中華料理店にアメリカ人しか来ていない店では、アメリカ人好みの味付けになっていることが多いです。インド料理でも同じ傾向はありますが、僕の地域では中国人よりも外食率が低いため分かりづらいです。中華料理店では、リクエストするとアメリカナイズされていない中国語メニューを持ってきてくれるレストランもあります。

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