2012年撮影のTOYOTA Landcruiser

TOYOTAとISを結びつけてパロディ化した番組があると、アメリカのニュースサイトで出ていました。なんというか、日本人的にはキツイ内容です。思い出したのは、2009年のトヨタリコール問題と、先日のチャーリエブド(シャルリーエブド、Charlie Hebdo)事件です。アメリカ人のツイートとか、ニュースのコメントでもアメリカ人からも批判を浴びていました。誤解の内容に書いておきますが、アメリカ人からの非難は「ISへ娘が入隊していく」部分です。

どんな動画?

2015/2/28放送の90分のパロディ番組、Saturday Night Live内に放送された、2分くらいの動画です。

  1. 巣立つ娘を空港までTOYOTAカムリで送っていく父
  2. 感極まる
  3. 迎えが来て「娘を頼むよ」
  4. 来たのはIS、TOYOTA車で
  5. "Death to America"
  6. TOYOTAのトラックでアサルトライフルを「ヒャッハー」と乱射しながら去っていく娘たち

をいをい、と突っ込みたくなる動画です。(現時点では、NBCからCM付きで見られますので、下に貼ってあります。)

どんな番組?

NBCのサタデーナイトライブという番組で、日本バージョンもあるとか。

『サタデー・ナイト・ライブ』(Saturday Night Live, SNL)は、アメリカNBCで、1975年10月11日より毎週土曜日の23時30分から25時00分(ET、JST:日曜13時30分 - 15時00分、夏時間は1時間繰り上げ)に生放送されている、深夜90分の公開コメディバラエティ番組。

 

出典:『サタデー・ナイト・ライブ』(Wikipedia、最終更新 2014/10/8 17:04UTC)

もう40年近い歴史のある、長寿番組です。日本でいうと「水戸黄門」(TBS)なみの歴史がある番組ですが、生放送で毎週90分間、パロディを流すというすごい番組です。政治的な内容も流すので、英語版記事によると大統領選挙にも影響力があり、例えば2008年のバラクオバマ大統領が当選した大統領選挙ではアンケートに答えた3分の2の有権者のうち、10%がこの番組に影響を受けたそうです。

表現の自由?

もちろん自由ではあるべきだと思うのですが、チャーリーエブドとは違う点がたくさんあります。

...さらに新しい出演者の一人が(意図した物では無かったが)番組史上初めて放送禁止用語を口にしたり、ジーンがNBCを激怒させた(NBCの上層部が性接待を強要しているという内容のコント)ため、NBCはジーンとその出演者を解雇した。...

CMパロディ

時事CMのパロディは、コントの合間(特にオープニングモノローグの後)に挟まれる。映画・ドラマのパロディとは異なり、(番組やNBCと直接関係は無くとも)全てのスポンサーへの配慮から、実在の製品や企業名を使うことは少ない。

シネイド・オコナー事件

1992年10月3日にシネイド・オコナーが音楽ゲストとして出演した際、彼女はボブ・マーリーの"War"をアカペラで披露したが、意図的に"racism(人種差別)"という歌詞を"child abuse(小児虐待)"に変えて歌った。これは、ローマカトリック教会での性的虐待に対する抗議であった。[11] そして、歌詞の "evil(悪人)"という箇所を歌う時に法王ヨハネパウロ2世の写真をカメラに向けて破り、"Fight the real enemy(真の敵と戦え)"と言いながらカメラに投げつけた。[12][13] SNL側はこの行為を事前に知らされていなかった。 2010年現在もNBCは、再放送時にこの箇所をリハーサル時の映像に差し替えて放送している。このリハーサル修正版の映像は再放送(60分バージョン)で見ることができるが、オリジナルバージョンは"SNL DVD special Saturday Night Live- 25 Years of Music"にてローン・マイケルズの解説付きで見ることが可能である。

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン事件

1996年4月13日にレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(以後RATM)が音楽ゲストで出演し、2曲を披露する予定だった。 この時のホストは前共和党大統領候補で資産家のスティーブ・フォーブスであったが、RATMは彼の言動に抗議するために2本の星条旗をギターアンプから逆さまに吊るして演奏することにした。ギタリストのトム・モレロによると、「資産家がジョークを言いながら持論の一律課税をアピールしている事に対して抗議したかった」という。[14] ところが1曲目を演奏する直前に、SNLとNBCはスタッフをステージに入れ、逆さまの星条旗を下ろさせた。[15]そして、演奏中であるのにも関わらず警備員がRATMをスタジオから追い出した。 報道によれば、ベーシストのティム・コマーフォードはその後フォーブスの控え室に突入し、切り裂いた星条旗を投げつけた。モレロによると、(名前はこそ伏せたものの)「SNLのメンバーやスタッフは我々の行動に共感し、SNLがRATMのパフォーマンスを検閲した事を恥じていた」という。[14]

 

出典:『サタデー・ナイト・ライブ』(Wikipedia、最終更新 2014/10/8 17:04UTC)

 

注:強調部分は当サイト管理人による改変です。

 

NBC自体に対するコメディで全員解雇されたり、一部のコメディは削除されたり強制終了したりと、なんとも・・・

スポンサーになる企業のパロディでは、実名を出すことは少ないと書いてあります(普段見ないので、本当かは知りません。日本でも同じですよね。)が、このパロディでは思い切りTOYOTA車が出ています。

なぜ?

僕としては、どうしても2009年のトヨタ叩きを思い出してしまうのですが、いくつかバックグラウンドがあります。

  1. 元ネタは先月のスーパーボウル49で流れたトヨタカムリのCM
  2. 時事ネタをパロディ化している番組
  3. TOYOTAのCMはYoutube再生ランキングで1位と5位で話題になった(ただし賞はとっていないはず)
  4. ネットで調べると出てくる紛争地帯の車は、かなりの割合でトヨタ車(のような気がする)

いずれにしても、スーパーボウルの放送局はNBCで、トヨタは冠スポンサー(と呼ぶのか分からないけれど)で、放送中は「TOYOTAプレゼンツスーパーボウル」と連呼されていました。上記の”自主規制”からするとちょっと納得がいきません。よくできたといえばできたパロディですが、イメージダウンですよね。日本人としてはやるせない思いがします。

希望としては、トヨタがこれを逆手に取った面白いCMを出してくれたらなあと思いますが、話題になっている間には、ちょっと無理ですよね、事前に知っていなかったら。

トヨタの車と紛争地帯の関係について書いた記事をいくつか載せておきます。

  1. 世界の武装ゲリラがトヨタを愛する理由
  2. ゲリラ以外も愛用する日本車 ハイラックス編 ハイエース・トラック編 修理編

上はニューズウィークの記事、下はニューズウィークの記事を見て「カチンと来た」アフガニスタンで活動されていた方のブログです。

先日、またもNEWSWEEKの記事にカチンと来たので御紹介。
...
ゲリラが重宝するなら、NGOだって重宝するわい。
そもそも現地社会が愛用しとるわ。
トヨタの車はアフガンでは珍しくないぞ。
ハイラックスとはトヨタのピックアップトラックの名称なのですが、
アフガニスタンでピックアップトラックは、なぜか全部総称してダットサンでした。
(すくなくともジャララバードあたりは)
ダットサンとは日産のピックアップトラックのことです。
それがなぜか一般名詞として通じます。
まったくゲリラだけに注目するのは、どんな魂胆あっての事かね?
さては日本車のイメージを失墜させる作戦かー!!
ということで、NEWSWEEKとは比較にならないほどの影響力の低さを誇る当ブログでささやかに反撃開始。


出典:『ゲリラ以外も愛用する日本車 ハイラックス編』(クマさんの雨降らしな日々)

動画中のISの車のロゴがTOYOTAなのは仕方ないかもしれませんが、でも「カチンと来た」のは変わりません。

動画を見たい!

どちらの動画も公式チャンネルがYoutubeに載せていますので、ここに貼っておきます。

元ネタ(My Bold Dad by Toyota)

2015/12:トヨタのチャンネルにあった動画が公開終了していたので、USA Today(ニュースサイト)の公式動画に置き換えました。

パロディ(Father Daughter Ad by Saturday Night Live)

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