自動掃除機・ロボット掃除機というカテゴリーのモノがあります。ロボット掃除機の代名詞といえば、iRobot社のRoomba(ルンバ)です。

出た頃は衝撃的な製品で、値段も衝撃的に高かった覚えがあります。今では、日本の家電メーカーのパナソニックや東芝、シャープも製品化していますし、サムソンその他いろいろな製品が手に入ります。一年位前からネイトロボティクス社のボットバックという自動掃除機を使っています。

ボットバックは、ルンバやその他競合と一線を画した自動掃除機です。エアロバキュームが付いたころの第二世代のルンバも使っていたので、比べてみます。(製品画像はAmazon.co.jpへのリンクになっています)

iRobot ルンバ

言わずとしれたロボット掃除機の先駆者です。今でも一番人気のロボット掃除機です。

日本の家電メーカーを含め多くの会社がルンバを追った自動掃除機を開発して市場に出していますが、少しずつ違うものの、基本的にはルンバの焼き直しにしか見えません。

記事執筆時点では、800シリーズ(880, 870, 871)が最新機種ですが、2015年9月29日に新しい900シリーズ(980)が発売されます。ルンバは、基本的には障害物に当たると方向転換しながら床を掃除します。新しいブラシの改善などで掃除性能が上がっていますが、動きの基本は変わりません。

Neato Robotics ボットバック

Neato RoboticsもiRobotと同じくアメリカの会社です。アメリカでは自動掃除機の業界第二位だそうです。

ルンバとの大きな違いは、ボディにレーダーがついていて掃除している場所の形状、障害物の位置、掃除した場所としていない場所、を記憶して移動する点です。他の自動掃除機は知る限りこのようなセンサーを搭載していることはありません。

ボットバックを知ると、他の自動掃除機がぜんぶ同じに見えます。

一番人気のルンバと比べて違うところを書いていきます。なお、ルンバは500シリーズでエアロバキュ(吸引機能)とブラシを600/700シリーズ相当のものを使っていたので、800シリーズ以降の新しいものとは比較していません。

BotVacの長所

ボットバックの長所は、なんといっても部屋をセンサーが感知することによる掃除機能の進化です。

  • 掃除が早い
  • 状況判断が優れている
  • 壁や家具へのダメージが小さい
  • 仕上がりがキレイ

掃除が早い

ボットバックをスタートすると、部屋を感知して充電ステーションから近いほうから順番に掃除していきます。同じ場所を一回ではなく複数回掃除するのはルンバと同じですが、部屋に合わせた動きをします。ルンバと違って、方向転換や後退する動きが多くなっていて無駄が少ないです。また、掃除が終わると充電ステーションの位置を覚えているので戻りが速いです。

状況判断が優れている

ボットバックの公式サイトに出ている動画に出ているように、障害物を避けてくれます。掃除中に障害物が移動すると、それを感知して障害物があった場所を後で掃除してくれます。ルンバでもこれは同じかもしれませんが、そういう場合にも無駄のない動きなので見ていると面白いです。

壁や家具へのダメージが小さい

ルンバと比べると掃除用のブラシが本体の横幅に近いです。そのため、センサーと併せて壁に沿って移動することができます。ルンバにも衝突防止センサーがついていますが、見ていると結構激しく壁や家具に激突していました。ゼロではありませんが、ルンバよりも家具へのダメージが圧倒的に小さいと思います。

仕上がりがキレイ

フローリングでは関係ありませんが、絨毯・カーペットの部屋を掃除する場合には仕上がりがまったくルンバと違います。

ルンバの場合、部屋をくまなく掃除するために方向転換を繰り返してすべての場所を平均3~4回掃除するようなプログラムが組まれています。そのために、同じ場所を移動するときに毎回違う方向から掃除をします。

ボットバックでも一回だけ掃除するというわけではなく、できるだけごみを取りきってくれるような動きをしてくれますが、センサーで部屋を感知してくれているので、最終的にはできるだけ「掃除機がかかる方向が同じ」になるように掃除してくれます。

ルンバの場合にはルンバの掃除を見たことがある人なら、絨毯・カーペットを見たときに毛の倒れ方で「ルンバを使って掃除している」というのが大体わかります。ボットバックでは、人が掃除機を掛けたのに近い見え方になります。もちろん、椅子・テーブルなどを動かしてくれるわけではないので椅子・テーブルの足回りは回りこんだ跡が残ってしまいますが、ルンバとは明らかな違いがあります。

BotVacの欠点

ルンバと比べたときに、いくつか良くない点もあります。長所が魅力的に感じる人なら気にしなくても良い程度だと僕は思いますが、挙げておきます。

  • うるさい・排気が強い
  • 修理・メンテナンスに不安
  • 高さが少し高い
  • 消耗品に互換品がない
  • ごみが少し捨てにくい

うるさい・排気が強い

ルンバと比べるとかなり煩いです。普通の掃除機よりは静かですが、集合住宅で深夜に動かすのはやめておいたほうが良いかもしれません。

ルンバもある程度排気がありますが、音の大きさと比例するように排気も強いと思います。ごみの種類によっては、たとえばビニール袋の切れ端などは吹き飛ばされてしまって取れない時があります。本体にはHEPAフィルターが付いていますが、埃の舞い上がりもルンバよりは増えるので、アレルギーの人は動作中、終了直後は若干辛いと思います。(とはいっても自動掃除機なので、自分で掃除しないといけない普通の掃除機とは比べ物にならない程楽です。)

修理・メンテナンスに不安

ルンバはインターネット上に分解動画がたくさん出回っているように、細部まで分解して掃除できます。ボットバックはそこまでの分解はできないのと、本体の上部にあるセンサー部が故障すると働けません。一年以上は使っていますが、今のところ壊れる気配はありません。

ルンバとちがって、ボットバックはサイドブラシが磁石でくっついているだけです。時々外れて落ちていることがありますが、掃除の出来上がりはそんなに変わらない気がします。

*なんと、アメリカではNeato社は外部工場での修理になるのですが、最新型(BotVac)は工場が受け付けていません(not authorizedと書かれています)。

高さが少し高い

ルンバが優れていて広く受け入れられたのは、ベッドの下、ソファー下も自動で掃除してくれるという点もあったと思います。ボットバックもほとんどの場合同じように動作しますが、少しだけ高さが高いです。

  • ルンバ公称 92mm
  • ボットバック公称 99mm

差はたった7mmですが、そのたった7mmでたまにソファの下に引っかかることがあります。痛んできて真ん中がたわんで来たソファなので、ルンバもごくまれに引っかかっていました。ボットバックのほうが少しだけ引っかかりやすい気がします。

消耗品に互換品が少ない

ルンバよりは歴史も浅く、ユーザーも少ないので、ルンバにあるような激安のブラシ互換品がないか、割高です。

メインブラシの耐久性はルンバよりも高いように思いますが、サイドブラシはすぐに痛んできます。

ごみが少し捨てにくい

ダストボックスが本体の上部にあって、ひっくり返さなくても簡単に外れるようになっています。でも、ごみを捨てるためには小さい吸引口から捨てるか、HEPAフィルターをはずして捨てる必要があります。

HEPAフィルターを取り外すのは簡単ですが、ツメをずらしてはずすので少し埃が舞ってしまうのと、慣れるまではごみを落としてしまったことがあります。最近は慣れてきて問題ないようになりました。

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