ニュースに、NCAA男子バスケットボールトーナメント(2015 NCAA Men's basketball championship)のトーナメント表(英語ではいつもbracketと書かれています)が出ていました。

例によって気に入っているCNNで見てみたのですが、見慣れていない僕にはわからないことだらけですが、調べた結果、ケンタッキー大学、デューク大学、ウィスコンシン大学が優勝候補のようです。

見ながら、調べつつ書いているので、間違いがあったら教えてください・・・

March Madness

トーナメントのニックネームで、マーチマッドネスと書いてあります。大学のバスケットボールのトーナメント表がでたのがCNNの速報に、「NCAA Tournament Field is set」(=「NCAAトーナメントの舞台が整った」)と出てくるくらいなので、日本でいう甲子園のような位置づけだと思います。

日本時間3月16日午後1時半で、本戦開始まではまだ時間があるのですが、FacebookのページのLikeが300万近くいっています。大学や地域によると思いますが、興味がなくても少し知っておくと、周りのアメリカ人(に限らない)と話が弾みますので普段あまり話さない相手と会話するきっかけにピッタリです。

 

Madness参加チーム

参加チームは全部で72チームで、South、West、East、Midwestの4地区に分かれています。

CNNのページにトーナメント表が載っていますが、アメリカ人や毎年見ている人と違って、大学の略称がさっぱり分かりません。分かるのは、IOWA, Utah, Duke, UCLAくらいです・・。記事の下の報に、「ケンタッキー大学を止められるか?」というパラグラフがあるのですが、それらしいのは2つ。UKとKUです。検索エンジンで「KU UK」と入れたら、Google検索ではよくわからない記事がたくさん出てきましたが、Bing(マイクロソフトの検索エンジン)では「Kansas and Kentucky」というページが出てきました。

Misconception


KU and UK are synonymous

ページをみると、このように書いてあります。「誤解:KUとUKは同義語」ということで、2つのチームともバスケットボールの強豪であると書いてありました。バスケットボールのことで混同するひとがやはりいるようです。チームカラーは、ややこしいことに両方青のようです。

 

NCAA公式のトーナメント表

NCAAの公式ページ「March Madness Bracket」に略号ではない大学名で書いてあるトーナメント表がありました。

ページの上に、「Build your bracket with Mayham bracket predictor <Start now> Official corporater partner」というバナーが出ていたので、クリックしてみたら、単なる自動車保険の広告バナーでした。とんだ先にはNCAAの文字も、バスケットの話も載っていません。騙されました。公式ページなので、内部なのかなと思ったら違うようです。アメリカに来てから、こんなことばかりなので、よく知らないソフトウェアがインストールされたりしてしまうことが日本にいたころより増えています。(記事『セキュリティソフト』)

 

トーナメント表の見方

公式ツイッターアカウントのページです。貼られているリンクから大きいトーナメント表、印刷用トーナメント表を見ることができます。

まず、3月17日、18日に、ファーストフォー(First Four)と呼ばれる予選ラウンドのようなもの(First Round)があり、4つの地区から2チームずつ、計8チームがDaytonに集まって試合をして本戦に臨む4チームが決まります。

その後、各地区に分かれてトーナメントをしていきます。

トーナメント表には、チーム名とシード順、試合開始時間(東部時間)とテレビ中継をする放送局(無料で見られるとは限らない)が載っていて見やすいです。印刷版のページでは、さらに試合会場と何か数字が書いてあります(一番目だとケンタッキー(34-0))がこれが何だか分かりませんでした。下記のESPNブログを見ていたところ書いてありました。

The Wildcats will enter the NCAA tournament with an unbeaten record at 34-0.


出典:『Kentucky stays perfect, wins SEC tournament』(ESPN)

だそうなので、シーズン中の地区での成績のようです。この例だとケンタッキー大学(UK Wildcats)が地区34勝0敗でトーナメントに出場するということでした。

地区で優勝すると、今度はファイナルフォー(Final Four)という決勝トーナメントに移行します。決勝トーナメントは、カーレース・インディカーやその他イベントの町、インディアナ州インディアナポリスで行われます。

 

NCAA tournament preview(ESPN)

日本でもよく記事を見かけた、スポーツ専門チャンネル「ESPN」のページに、『Men's College Basketball Blog』のコーナーがありました。ここに3月15日までの各地区の前哨戦の結果の分析などが載っています。

勝敗を予測して楽しむ(景品付き;2万ドル商品券とマウイ島の旅。豪華です)ページがついているので、アメリカ在住なら参加できます。(ESPN Tournament Challenge 2015

昨年のウォーレン・バフェットのものよりは少ない(全部当てたら10億ドル、なければトップ20人に10万ドル)ですが、景品が現実的なのでドキドキしますね。ESPNのものは参加無料のはずで、予想上位1%から一人当たるようです。以前の記事『バフェットのバスケくじ2015は開催されない』の最後にあるように他にもいくつか似たようなキャンペーンがあります。「タダより高いものはない」と言いますが、会員登録をして電話番号などの連絡先を入力しますので、無料とはいえ個人情報をカタに参加するわけですので、是非参加しようとは言えないのですが、こういうところで入力しなくても、個人情報がネット上にかなり出ていますので・・・

 

ケンタッキー大学が優勝候補の筆頭

ESPNには、東部時間15日夜までに82万5千件のエントリーがあって、優勝予想は

Kentucky: 50.3%(34-0)


Duke: 10.3%(29-4)


Wisconsin: 9.5%(31-3)


Arizona: 5.1%(31-3)


Virginia: 3.4%(29-3)


Notre Dame: 2.9%(29-5)


Villanova: 2.7%(32-2)


Gonzaga: 2.1%(32-2)


North Carolina: 2.0%(24-9)


出典:『Tournament Challenge: Early bracket trends』(ESPN)を改変

になっているようです。ケンタッキー大学が人気のようですが、ここまで票を集める理由はよくわかりません。単に応援する人が大量にエントリーしただけかも知れませんし。

You're Saying There's A Chance

Below are the teams with the best chances of knocking Kentucky out of the tournament, according to BPI. This includes both the chances of the team actually playing Kentucky, as well as the chance it beats them:

TeamRoundChance
Wisconsin Final Four 10.9%
Arizona Final Four 7.6%
Kansas Elite Eight 4.7%
Virginia Champ Game 3.7%
Gonzaga Champ Game 3.5%
Villanova Champ Game 3.1%
N. Dame Elite Eight 2.8%
W. Virginia Sweet 16 2.3%
-- ESPN Stats & Information

出典:『Kentucky claims top overall seed』(ESPN)、modified(image exchanged into CC lisensed one)コピーライト画像を差し替えました


Image:DR hanging with the WildcatBY2.0 by Megan Robertson

BPIという指標を使って、ケンタッキー大学を倒す確率を計算したページがありました。でも、トーナメントの結果って確率ではないですよね。全チームの紹介もあるのですが、さすがに全部読むわけにもいかないので、適当にピックアップしてエントリーしてみようと思います。

用語

D-Iってなに?

Division Iの略でD-Iです。NCAAにはDivision I, II, IIIがあり、それぞれローマ数字で表示されていますが1部、2部、3部のことです。レベルの高いほうからD-I、D-II, D-IIIとなっています。この項目で扱っているトーナメントは、D-IのものですがD-II、D-IIIもそれぞれ別々にトーナメントを開催しています。開催順はD-III、D-II、最後にD-Iです。2015年のD-III優勝は、Univ. of Wisconsin-Stevens Point、D-II優勝はFlorida Southern Collegeでした。

Division II・Division IIIは2軍・3軍や2部リーグ?

Division IIは名前を訳すと2部リーグになってしまうのですが、いわゆる2部リーグや2軍といったものとは全く異なります。1973年に現在のD-I(Division I)などというローマ数字の名前に変更される前には、D-IはUniversity Divisionと呼ばれていてD-IIとD-IIIは併せてCollege Divisionでした。つまり大学のカテゴリーによって異なっているだけで競技レベル自体による分類ではありません。ただしアメリカでは学生スポーツが非常に盛んでスポーツ推薦で大学へ行くことがかなり一般的ですのでDivision Iのレベルが高いことに疑いはありませんが、Division Iだからハイレベルなチームが揃っているというわけではありません。Division Iになるための条件は男女併せて14種目以上の競技チームがあり(男女いずれも少なくとも2チーム以上)、一定以上の予算を組んである必要があります。日本の大学スポーツと違ってアメリカのD-Iスポーツは収益が大きく、全体で年間87億ドル(2009年シーズン)もの収益を挙げています。

BPIってなに?

このBPIという指標は、ニューヨークを拠点とするスポーツ放送局ESPNが独自に算出しているレーティングで(College) Basketball Power Indexの略です。D-I間の試合すべてを対象に、試合の場所、結果、相手の強さ、レギュラープレイヤーが5人がゲームから欠けていた分数、から算出されます。他の指標にはRPIというものがあり、BPIではレギュラープレイヤーがプレイしていない時間が長い試合のウェイトを下げる工夫がされているところが違うようです。

今年のレーティングは、どちらの指標でもケンタッキー大学が他を話して1位ですが、2位以下の順位はBPIとRPIでかなり違います。

こちらもどうぞ。『3月の狂気2015—大学バスケットボール開幕』『ウィスコンシンとケンタッキーがFinal 4、NCAA

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