最近の記事、「花粉症対策について調べた 」で取り上げていた花粉入り蜂蜜などについていろいろ学習しています。蜂蜜やら花粉を売っているメーカーの出している情報や舌下免疫療法の薬剤を出しているメーカーの情報を見比べてみた結果、花粉症のための蜂蜜、というのはお勧めできないという結論です。

効果があるのか?

一つ目の理由は、効果がある可能性が低いことです。日本国内でスギ花粉を含むカプセルのような製品の販売は薬事法で規制されており不可能で、もしあったとしたら摘発対象の可能性があります。食品も、原材料にスギ花粉を含むということと、重症のアレルギー反応を起こすことがあるという記載が必要です。そのためか、見つかる範囲にあった商品はスペインやオーストラリア、ブラジルなど海外で製造されたものばかりでした。これらにはスギ花粉が含まれる可能性は低いか、未知です。アレルゲンが入っていないものでも免疫賦活作用があるのだと思う人を否定する気はありませんが。

安全性?

二つ目の理由は、危険だということです。

上記規制は2007年にスギ花粉カプセルを服用してアナフィラキシーショックに陥った例が出たためにできたものです。現在は、原材料にスギ花粉が含まれている場合には記載する必要がありますがアナフィラキシーは微量でも起こり得るので、認識されていないだけで入っている可能性が否定できません。例をあげると、うどん屋でうどんに蕎麦の成分が混じっていてアナフィキシーショックを起こしたり、食品メーカーなどで製造ラインにアレルギー原因物資が混じる可能性があったり、というようなこともあります。最近だと、上記の表示はよく見かけると思いますが、他にも貝類のパッケージに「蟹や海老が含まれる場合がある」などと記載されていたり、あちこちに表示が増えてきていると思います。ただ、表示がないからと言って混入していないわけではないというのが難しいところです。上記の規制は『スギ花粉を含む製品の薬事法上の措置等について』(厚生労働省より通知2007年4月19日)です。

どのくらいの頻度で起こるのかはわかりませんが、おそらく高用量であると思われる減感作療法用製剤の添付文書では、

国内臨床試験において安全性評価対象 266 例中 36 例(13.5%)、52 件(19.5%)の副作用が認められ た。 主な症状は、口内炎 5 件(1.9%)、舌下腫脹 5 件(1.9%)、咽喉頭そう痒感 5 件(1.9%)、口腔内腫脹 4 件(1.5%)、耳そう痒感 3 件(1.1%)、頭痛 3 件(1.1%)等であった。(承認時)

 

出典:シダトレンスギ花粉舌下液 添付文書 2014年1月作成(第1版)

と副作用発現は13.5%なっています。今は、関連があるかどうかにの判断に関係なく記載しているはずなので副作用の割合が特別高いわけではありませんが、内容を見てみるとアレルギー反応と思われるものばかりです。同じ薬剤の他の資料を見ると

<参考> 1.本剤の臨床試験において副作用のため投与中止、または休薬となった症例一覧

 

 

出典:シダトレンスギ花粉舌下液 新医薬品の「使用上の注意」の解説 2014 年 10 月改訂

 と中断になった例も結構ありました。おそらくスギ花粉は含まれていないとはいえ、管理されていない食品類としてはお勧めする理由はないと思います。

どうしよう。

数年以内には舌下免疫療法の効果がどうなのか、ある程度分かっているといいなと思います。花粉症には困っていたので、帰国したら受けるかもしれません。今日、アマゾンで注文した蜂蜜が届いたわけなのですが、これどうしよう。ウェブサイトを見るとミシガン州産のようですので、たぶん僕がアレルギーを持っているものは入ってないと思われますが何の花なのか書いてないのです。一口舐めてみると、若干甘さ控えめでよい感じなのですが、花粉のせいかザラザラします。食べた後には入浴しない、動かないを原則に少しずつ消費しようかと思っています。オーガニックではないですが、メーカーとしては美味しい蜂蜜なのでは、と思います。

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