アメリカ留学に出発する前に諸先輩方からいろいろなアドバイスをいただきました。その中で、一番多く耳にしたのは「アメリカの食事は、不味い。日本に帰国したら美味しくて感動した」でした。

渡米して3年近く経ち、その経験からの意見です。

「アメリカの食事は、選べば美味しい。」

もちろん理由があり、箇条書きにしていきます。

  1. 手に入れやすい食事が日本人には「美味しくない」
  2. アメリカ人の嗜好も変化してきている
  3. 食材の種類で違う

手に入れやすい食事が日本人には「美味しくない」

特に外食する場合になるのですが、アメリカ人の食事の好みはだいぶ日本人と違います。調味料がまず違い、ケチャップ、マヨネーズです。日本のようにダシを重視する食事ではありません。どの国の料理もアメリカ風にアレンジされて、別物になっています。アメリカ合衆国はアメリカ人の国ですから、特にアメリカ人に勧められたレストランは、「アメリカ好み」で日本人の口には合わないリスクが高まります。

 

僕が一番嫌いなアメリカ風の食べ物はスパゲティです。アルデンテとかコシというセンスはなく、くたくたになるまで茹でられた状態で出てきます。次点は日本の鉄板焼きにインスパイアされた「HIBACHI(火鉢)」で、店によりますが塩辛すぎて食べるのが辛いです。ただ、元がイタリアンだったり日本食だと思わなければ、許容範囲と思います。

逆に、美味しく食べられるものは、メキシコ料理やインド料理、タイ・ベトナムなどのアジア料理です。フロリダなどの州では日本では珍しいキューバ料理のレストランもあります。お勧めなのはメキシコ料理で、ほとんどどの街にもあると言えるくらいたくさんありますから、レストランの競争も激しく、美味しい確立が高いです。あまり食べると健康に悪そうですが、美味しいです。レストランを選ぶときに気をつけている店を記事『外食先に選ぶレストラン』にまとめました。

アメリカ人の嗜好も変化してきている

日本でも同じですが、アメリカでは有機栽培(オーガニック)食材のマーケットが最近大きく拡大しています。(年率10%弱)これらの食材は、普通のもの(コンベンショナル)と比べて、とても美味しいです。

牛肉を除けば、オーガニック食材をコンベンショナルより10%~15%高いだけの値段で買うことができます。それでも、メジャーな野菜や鶏肉などは日本で暮らしていたときに買っていたコンベンショナルな食材の半分近い値段で、買いやすくなっています。10年前に留学していたら、おそらく手に入らないか、高価だったと思います。僕がアメリカについた2012年には、オーガニック食材を街のスーパーで見かけることは少なかったのですが、今は扱う店が増えてきました。 

リップサービスかも知れませんが、「好きな料理はスシだよ!」と言うアメリカ人もかなり多いです。彼らの好きなスシは、マヨネーズたっぷりだったりチリソースがかかっていたりすることも多いのですが、おかげで醤油やワサビなどを街で買うことが出来ます。

食材の種類で違う

日本と気候も食文化も大きく異なりますので、得意な食材がだいぶ違います。

白菜、レタス、牛蒡などはアメリカでは売っていなかったり、あってもどこから来たのかわからないし、新鮮でないことが多いです。

ほうれん草、胡瓜、茄子、などは品種が違っていて、同じようには食べられません。特に胡瓜はそのままなまで食べるのは困難ですし、茄子も皮が硬くて食べられません。

こういう食材を使わないようにすれば、日本に近い味の食事をすることができるので、一概に不味いとは言えないのですが、茄子と胡瓜を食べたいです・・・あと、生卵も。(食べられるもの[Safe-egg]が手に入るはずなのですが、お目にかかったことがありません)

生卵は、日本とアメリカでは食習慣が違うのと、飼育方法が違うため、食中毒の危険が高いですので避けたほうが良いです。

逆に、ズッキーニや牛乳(好みはあります)、チーズなどはアメリカで手に入る食材は美味しいです。また、インド人がかなり多いため、各種スパイスも豊富に手に入ります。こういうものを選んで食べれば、美味しい食事が食べられます。が、食材が同じではないので日本での食事とは変わってしまいます。これを許容できるのであれば、アメリカで快適な食生活を送ることができるはずです。

近くに、日本人がシェフをしている日本食レストランがある場合、頼んでおくと食材を分けてもらえるところがあります。シカゴ・ニューヨーク・カリフォルニアを中継して日本から食材を空輸していますので、かなり美味しい食材が手に入ります。

書いていて、思い出したくないことを思い出しました。「魚介類」です。川魚が美味しくありません。焼き魚は無理で、煮魚も少し危ないです。揚げ物になってしまえば平気です。刺身は食べられません。(スーパーで売っている魚を寿司にして食べていた人もいましたが、辞めたほうが良いです。)蛸・イカもないです。書いていたら食べたくなりました。。

 

結論

「アメリカの食事は上手く選べば不味くはないけれど、日本の食事には代えられない」

幸せに暮らすためには、ない物ねだりをするのではなく、あるもので何とかしようという適応力が必要だと思います。

 

追記(2015/2/8):これを書いた翌日、どうしても魚を食べたくなって冷凍サーモンを大量買いしてしまいました。あぁ、寿司・日本食食べたいなあと思っていたらこんなアフィリエイトがありました。自己買いOKとあるのでサイトを見てみたのですが、(当然ですが)国外配送はやはり無理でした。

宅配寿司 銀のさら 宅配御膳 釜寅

さぞや美味しそうな寿司と日本食の画像がリンクされるに違いないと思って期待して登録したら、ロゴだけでした・・・募集のページは美味しそうな画像があるのに、これ如何に。スーパーに寿司が置いてあるときもあるのですが、水っぽくて日本のスーパーの寿司のほうが美味しいです。

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