2015年11月17日、もっとも稼いでいる俳優に選ばれたこともあるチャーリー・シーン氏が、アメリカのテレビ局NBCの番組「Today」の中で自身のHIV(ヒト免疫不全ウイルスHIV:エイズの原因)感染を告白しました。

さらに、(真偽は不明ですが)信じていた友人たちに打ち明けたところ何人かに金銭を要求されるという「ゆすり」に遭っていたそうです。

チャーリー・シーン Charlie Sheen

チャーリー・シーン氏は1965年9月3日ニューヨーク生まれで、俳優一家の出身です。

子役として9歳から父親主演の映画などに出演していた。サンタモニカの高校に通っているときには友人のロブ・ロウやクリス・ペンらと共に8mmで映画撮影をはじめている。
本格的な映画出演は1984年から。2年後にはオリヴァー・ストーンの『プラトーン』に出演して注目されるようになる。続いて『ウォール街』、『ヤングガン』などヒット作に出演してスターの座を掴む。1990年代には『ホット・ショット』、『メジャー・リーグ』などのコメディ映画にも出演。1993年には『ホット・ショット2』で父が主演した『地獄の黙示録』のパロディを演じた。近年はテレビドラマを中心に活動している。
出典:『チャーリー・シーン』(ウィキペディア 最終更新 2015/11/17 17:26)
以下引用も同ウィキペディアより

あまり映画で見ないなと思っていたら、テレビドラマで活躍していたようです。日本語のウィキペディアには出ていませんが2015年にもテレビドラマの出演はあり、「The Goldbergs」に一話だけゲスト出演しているようです。一方、私生活のトラブルが多い俳優のようです。

私生活では麻薬や発砲事件などのトラブルが多い。1990年には当時交際していたケリー・プレストン(現・ジョン・トラボルタの妻)に誤って発砲して怪我をさせるという事件を起こしている。アルコール依存症で療養所に三ヶ月間入院したこともある。また、5000人の女性とセックスしたというほどの好色漢である。

HIV感染をテレビで発表

2015年11月17日放送のNBCテレビ番組「Today」で、自身がHIV感染していること、エイズの発症はしていないことを告白しました。あらかじめ、公表することが告知されていましたので、突然というわけではありません。(参考:チャーリー・シーン、HIV陽性を公表へ 朝のテレビ番組で』シネマトゥデイ)

テレビ番組の中で、HIV感染がわかったのは約4年前で、いつどこから感染したかは心当たりがなく、感染が発覚してから誰かに感染をひろげた可能性は「ない」と言っていたようです。(感染をひろげた可能性が「ない」という部分は、可能性は高くはないが「ない」わけではないと医者に否定されていたようです。)

ゆすり被害

感染発覚後、多くの「信頼していた」人たちに感染を打ち明けたそうですが、そのうちの数名(や娼婦)に、秘密を守って欲しければ金を払えと要求され、少なくとも1千万ドル(10億円)を今までに支払ったが、公表したため今後は支払うことはない、とも話していたそうです。

ニュースソース

英語ニュースですが、(元になった)NBCニュースと(それを報じた)CNNニュースの記事を載せておきます。上で書いた僕の解釈が間違っていたら教えていただけるとうれしいです。

HIV感染の初期症状

ニュースの中で、チャーリー・シーン氏は

He said the diagnosis came after he suffered a series of cluster headaches and night sweats.
(CNN記事より)

と頭痛と寝汗が酷いという症状が出たとほのめかしていますが、HIV感染の初期に特徴的な症状はなく発熱や風邪症状を起こすこともありますが、症状がないから感染がないと安心できることはなく、症状があるから感染しているわけでもないため、症状を判断材料にしてはいけません

HIVの検査

HIVに感染しているかは血液検査で調べることができます。

注意点は、感染する機会があってから検出できるまでに時間がかかること(この期間をウィンドウ・ピリオドと呼びます)です。HIV検査には2種類あり、一つは比較的早い段階で検出できますがすぐに検出できなくなる抗原検査(ウイルス粒子の検査)で、他方は検出できるようになるまでに最速で1ヶ月、通常は3ヶ月程度かかる抗体検査(ウイルスに対する体の防御反応を検査)です。

通常行う検査は抗体検査だと思います。検査会社のウェブサイトを見ると抗体検査をしていると思われるところもありますが、見ただけではわからないところもあります。

また、検査には迅速検査といってすぐに結果がわかるものと、確認検査といって詳細な検査とあります。迅速検査はHIV感染者を間違って陰性と判定しないように設計されているため、迅速検査で「HIV感染」が出ても半分程度は感染していない可能性が残っています。

感染の不安があれば、検査するしか不安を解消する手立てはありません

 HIV検査をできるところ

検査できる場所は日本国内にたくさんあります。

病院・診療所

一番身近にあるのは病院・診療所で、どこでも受けることが「理論的には」可能です。「理論的には」という部分がキモで、ほとんどの病院・診療所は保険診療を主に行っています。HIV検査も保険診療の範囲内で行うことができますが、条件が厳しく「検査したい」という理由では自費になってしまいます。

検索に加えて初診料などもとられるとかなり高額になってしまいますし、匿名で行える検査でもないので、症状があったり他の治療のときに検査を勧められた場合(妊娠や手術、STDでの受診、エイズの発症が疑われるとき、他のHIV検査で陽性になった人)以外が医療機関で検査を受けるのはお勧めできません。

保健所等

医療機関以外でも検査を行ってくれるところは多くあります。むしろ、HIV検査といえば「保健所」というイメージがあります。予約が必要だったり、開いている時間が限られたりしますのが、無料で匿名検査を受けることができます。住所地以外でも受けることができるはずです。

検査機関の検索サイト

厚生労働省の研究費で運営されているウェブサイト『HIV検査相談マップ』で詳細な検索が可能です。

郵送検査

近くに検査を受けられる保健所がない、どうしても人にあって検査をするのが嫌だという場合には、自宅で採血をして検査会社に送る方法もあります。匿名検査とは言っても、保健所での検査は、受付、採血を受けるとき、検査結果を聞くとき、など人に対面します。

医療従事者だけではなく国家公務員、地方公務員も「職業上知った個人情報を外に漏らしてはいけない」というルール(守秘義務)がありますが、完全に守られているかというと疑問に思うことが多々ありますし、そもそも保健所内・医療機関内では、個人情報を職員間である程度共有していますので、特に田舎で知り合いが居たらと思うと受診を躊躇うのもわかります。(保健所では住所地ではなくても検査が受けられます)

郵送検査は、採血器具(本格的な注射器ではなくて、針が飛び出て指から少し血を出す器具)を使った採血を自分で行い、検査機関に郵送するものです。検査会社では病院・保健所と同等の検査だと言っていて信頼性は一定以上ありそうな気がしますが、比較することができないのでわかりません。

  • 匿名検査が可能で、検査結果をインターネットで見ることができます。Amazon.co.jpでも売られていますが、Amazon.co.jpで購入してもAmazon倉庫からの発送ではないので、購入した履歴は検査会社に残ってしまいます。支払い方法は、携帯電話料金に合算、クレジットカード、代引きがあり、局留め(自宅ではなく郵便局に配送)もしてくれるようです。
  • こちらも匿名検査が可能で、検査結果は電子メールと郵送です。検査申し込み時に指定しておけば電話で聞くこともできます。HIV検査だけのキットでは、痛みがない(少なくとも少ない)採血器具を選べます。
    支払い方法はクレジットカード、代引きに加えて銀行振り込み、コンビに支払いがあります。代引き限定で局留めもできます。
     
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